あらすじ

売れない漫画家・神崎結衣は、自分の作品の打ち切りを目前に絶望していた。 キャラクターを愛しているはずなのに、物語は“盛り上げるため”に誰かを犠牲にする展開ばかり——。 そんなある日、結衣は突然、自分の描いた漫画の世界へと転生してしまう。 しかしそこで待っていたのは、歓迎ではなかった。 「俺たちの人生を、勝手に決めたのはお前だろ」 主人公・レイをはじめ、登場人物たちは“作者”である結衣を敵として憎み、彼女は処刑対象として追われる存在になる。 さらに結衣は、自分が過去に描いた“適当な設定”や“都合のいい展開”によって、世界が歪み、多くの人間を苦しめている現実を突きつけられる。 唯一、彼女に手を差し伸べたのは—— 物語の途中で殺したはずの少女、福山えみり。 「私、ちゃんと生きてた?」 終わるはずだったのに終われなかった“未完の存在”であるえみりは、結衣に問いかける。 キャラクターはただの物語なのか、それとも——生きているのか。 やがて現れる、もう一人の“作者”・黒崎恒一。 「物語は面白くなければ価値がない」と語り、世界を“完成された作品”へと書き換えようとする。 そしてさらに、“終わらせる者”・沖田終夜。 「すべては終わるから美しい」と、物語そのものに終幕を与えようとする。 創る者、完成させる者、終わらせる者。 三つの“正しさ”がぶつかる中で、結衣は選ぶ。 壊してしまった世界を、もう一度“描き直す”のか。 それとも—— 「この物語は、誰にも決められない」 結末すら手放したその先で、キャラクターたちは初めて“自分で選ぶ”。 これは、作者が“神”から“当事者”へと変わる物語。 そして—— 未完成のまま続いていく、誰のものでもない物語。

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カクヨム
カクヨム2026/04/22
  • 現在の作品「待って!このマンガ私が描いたんだけど!?〜作者なのに転生したら世界に嫌われました〜」