あらすじ

榮國⦅エーコク⦆と陽國⦅ビーコク⦆の大戦は、開戦より二十五年が経った。 劣勢の陽國は、本島から百海里の絶対防衛ライン、米公島⦅こめきみじま⦆侵攻を、いまにも敵に許そうとしていた。 男女のひと組がいた。 男、葉桜宗作⦅はざくらそうさく⦆は、鉄の暴風雨へと駆り出された。 戦闘機は散った。 女、後西条眞理⦅ごさいじょうまり⦆は、内に宿る生命とともに、残された。 しかし事故で子は流れ堕ちてしまった。 眞理の身寄りは、戦禍でことごとく灰燼となった。 眞理は逃げた。 腰に黒光りするものを携えるつわものに、追い詰められた。 その時、「おかあさん」という確かな声を、眞理は己の内側より聞くが…… 彼女の道は、希望か、絶望か。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/22
  • 現在の作品まま、ぼくのこえをきいて?