あらすじ
イルザ・ヴェーゲは、王宮薬草園の管理を任された公爵令嬢だった。婚約者である王太子から突然「悪役令嬢」の烙印を押され、王宮を追放される──それが、すべての始まり。
辺境の街で薬師として暮らし始めたイルザのもとに、王宮から届いたのは不穏な知らせだった。彼女が去った薬草園は荒れ、宮廷の薬が次々と品質を落としている。そして、追放劇の裏には宮廷の利権を握る一派の陰謀があった。
旅の剣士ハインツと出会い、辺境で信頼を築きながら、イルザは王宮で何が起きているのかを静かに調べ始める。
イルザの選択が、王宮の嘘を、静かに崩してゆく。