あらすじ
世界には、人類を守る「魔法少女」と、討伐されるべき存在「魔王」がいる。
史上最強と呼ばれる魔法少女・神無カノンは、魔王討伐の任務で魔界へと送り込まれる。
しかしそこで彼女が目にしたのは、戦争を率いる恐ろしい支配者ではなく——
大きすぎる玉座に座る、小さくて怯えた“幼い魔王”だった。
「……ごめんなさい」
居ていいのかを確かめるように謝るその姿に、カノンは即座に決断する。
——魔王がかわいい。よって裏切る。
人類側の組織「IMI」をあっさり離反し、魔王リリスのもとに居座ることを選んだカノン。
困惑する魔王軍幹部たち、回収を試みる人類側、そしてどこか歪んだ「戦争の真実」。
これは、最強の魔法少女が“正義”を捨て、
たった一人の少女の隣にいることを選んだ物語。
——その選択は、やがて世界の在り方そのものを揺るがしていく。