あらすじ
こんな私を、愛してくれてありがとう。
ここは幕末、京の都、島原遊郭。
そこにひとりの女がいた。
すべての人が罪人だった。
すべての人に罪はなかった。
だからこれほどまでに苦しく、そして悲しい。
自分の生きる意味を失った女の前に、現れたのは二人の侍。
女の存在を誰よりも認めてはならない彼らが、出会ってしまったのは果たして運命か、それとも神の悪戯か。
時代の波に呑み込まれ、それでも耐え忍び生きた女、日向(ヒナタ)。
己の剣に命を懸け、国のため、組のため、仲間のために時代を走り抜けた、新撰組。
彼らを結びつけたのは、灰色。
明け方の、雲の色。
その悲しい美しさが引き起こす、悲しくて、残酷で、愛情に満ちた物語。
幕末が舞台のオリジナル小説です。
人名、事件等史実を基にしてはおりますが、史実とは全く異なる部分を多大に盛り込んだ小説です。また、差別的な表現が出てくることも先にお伝えしておきます。
故、どうぞご理解いただいてからの閲覧をお願いいたします。
2009/06/06 執筆開始