あらすじ
僕らはきっと、終わった世界の向こう側にいる。
かつては人というものが、文明というものが……存在した。
長い長い時の流れの果てにあるものは朽ち、あるものは残り続けた。
「ねえケイト。次はどんな〈物語〉が出てくるかな?」
乾いた世界に、ぽんこつアンドロイドが一人。
荒涼とした世界に、気だるげな少年が一人。
「さあ。掘りだしてみないと分からない。何せ僕らには、分からないことがたくさんある、ということしか分からないから」
「ケイト、理屈っぽいよ」
「アンドロイドのくせに、論理性がないんだよ、ミアは」
彼らは崩壊した世界で、かつての世界の物語を探し求める。
それだけが、彼らの過去を知る手掛かりなのだから――――。