あらすじ
わらびは失せ物探しを生業にする少女。馴染みの皇族に依頼され、選ばれた者しか入れない不思議な桃園へ枝を取りに行くことになった。
早朝から山中を彷徨い、枝を手に入れることができたのだが、送り主に渡った瞬間にあることをされてしまう。
その姫君が残した言葉は「千代にかざせよ、桃の花」。
言伝を聞いた依頼主の顔色が変わる。
――諦めていたはずの恋が動き出した。
少女が失せ物探しをすれば、凍り付いていた何かが変わる。
だれかを助けることは、己自身も助けること。少女にも目的があった。たとえば、水晶を食らって生きる自身の秘密。そして―ー
『逢いたい人がいる。だれか、忘れてしまったけれど――』
わらびがするのは失せ物探し。取り戻すのは、蛾眉の月。
人の本性が畜生の世界で、水晶を食べて生きる少女の『失せ物語り』がはじまる。
小説家になろう、カクヨムにも転載中です。
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表紙はばにら。さんのご厚意で描いていただきましたものを使用しています。
2020.7.26 日刊ファンタジー97位になりました。
2020.7.27 日刊ファンタジー69位になりました。
日刊ファンタジー最高66位になりました。