あらすじ

三十二歳の王家宝物局献納目録官ミレイア・クラウゼは、王家へ献納された宝飾や祭具の由来を記録し、封蝋と鍵の整合まで守ってきた。だが『宝物庫の埃がお似合いね』と笑う義妹セレナに婚約者も王家宝物庫主任の席も奪われ、消えた王妃献納録の責任まで押しつけられて雪冴えの北領宝物庫へ左遷されてしまう。そこで出会ったのは、無口だが記録の重みだけは決して軽んじない三十六歳の雪冴えの公爵レオンハルト・シュネーヴァイス。割れた封蝋、失くされた銀鍵、空になった青玉の台座、修道院封庫へ隠された追補記録。封印の癖と鍵傷の一致を読み取る【封印照合】が目を覚ました時、義妹が名乗る『本物の王女』の証そのものが、王妃の献納品をすり替えた嘘だとわかり始める。もう私は、誰かの引き立て役として棚の奥へ戻らない。大人の献納目録官が王都の虚飾を暴き、静かな宝物庫から人生を取り戻す逆転お仕事溺愛譚。

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小説を読もう2026/04/22
  • 現在の作品婚約も王家宝物庫も奪われた献納目録官の私、消された王妃献納録で『本物の王女』の嘘を暴いたら雪冴えの公爵に溺愛されました