あらすじ
鎌倉の武将・大庭景義(おおば かげよし)を主人公にした、歴史小説です。
【あらすじ】
大庭景義は、ふところ島(現・神奈川県茅ヶ崎)を本拠とする老武者である。若いころに負った戦傷のため、左脚が動かず、太い杖にすがって歩いている。
都から流されてきた罪人・源頼朝。
領地もない。財もない。屋敷もない。家来も養えない。名のある人々からは目の仇にされている。配流されて、すでに二十年。このまま辺境の地に、罪人として埋もれてゆくのか?
……生気を失った頼朝を、力強く励まし、援助する、景義。
まさかこの流人が、全国の武士たちの頂点に君臨することになろうとは、このとき誰も考えていなかった。
奇跡の大逆転が起こり、罪人・頼朝が、万騎の主となる、五ヶ月の大戦乱を描く。