あらすじ

プロペラが回る音がしていた。 つまらないこの世界に、面白いことが起きた。 興味深いという意味で、そして悪い意味で。 丸崎健(16)残留思念を持っていた。 そして去年はピアノのし過ぎで腱鞘炎を起こしていたから、ただでさえあんま興味なかったけど何かしらしろと親がうるさかったので仕方なくやらないうちに、最近はもうやらなくなった。 俺は、家でゴジラを観ていたのだが、 今年は令和だったことを何故か思い出して、でも何故か確信をモテなかった。カレンダーを見て令和だと確認すると同時に、今日は6/8だと確認した。 ゾンビ警戒区域は山形県だった。 俺は千葉県だ。まだ大丈夫だろう。 しかもゾンビだとは言いながらも、確信となる証拠や証言はない。言論統制?されている可能性もあるが、それも日本で起きるとは思えない。 エイプリルフールでも無いのにゾンビ警戒区域が唐突に出たのは意外だったが、騒がしくなったのは最初だけだった。特に困ることもなかった。だが、山形県の1部区域を中心として巨大なフェンスが設置されているのは確かだった。SNSでは、フェンスで国民を出られなくするのはおかしいと話題になっていたが、今となれば誰もがそれを受け入れている。と言うか、おそらくだが、諦めたのだろう。一々話題にするのも気が引けるというのもある。 唐突に不気味な音が聞こえた。 「うぃーーーーーん」 「これは、試験的放送です。」 「うぃーーーーーん」 「ゾンビ警戒警報の試験的放送です。この音が聞こえた場合、直ちに屋内へ避難するか、高所に避難してください。」 「うぃーーーーーん」 繰り返します……… と何回かそれが続いた。 どうやら冗談ではないみたいだ。 ゾンビは家族もクラスメイトも話題にしないが、内心ではみな怖がっているのだろうか。単に、危機意識が少ないからだろうか。 玄関からチャイムが聞こえた。 開けると妹の和子が手にビニール袋を持って大声で言う。やけに楽しそうだ。 「スイカだよー!」 こちらもまた、唐突だな。 と思いながらも、日常は相変わらず続きそうで安心した。

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小説を読もう2026/04/22
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