あらすじ

女子プロレスラー・剛田レイナは、
最強を求める執念の果てに、秘境で“プロレスラーの神”と出会う。

神から授けられたのは、
永遠に最強であり続ける力。
その代償は――死ぬまで坊主頭になることだった。

長い黒髪を誇りとしてきた彼女は葛藤の末、
髪を捨て、坊主頭となり、リングに立つ道を選ぶ。

坊主頭で現れた剛田は、
観客のざわめきと視線を一身に集めながら、
圧倒的な強さで勝ち続け、
やがて“坊主の女王”と呼ばれる存在になる。

だが、最強のまま引退したその後、
勝利も歓声も失った日常の中で、
剛田は初めて「髪が欲しい」と思ってしまう。

再び神のもとを訪れ、
後悔と涙をさらけ出した彼女に、
神は問いかける。

――お前のプロレスにかける思いは、偽物だったのか。

髪を失った後悔と、
坊主になって戦い続けた誇り。

その両方を抱えたとき、
剛田レイナは気づく。

最強だった時間は、
髪よりも重い宝物だったのだと。

これは、
髪を捨て、覚悟を選び、
それでも人として生き続ける女の物語。

坊主頭は罰ではない。
それは、選び切った者にだけ残る――
剥き出しの王冠。

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アルファポリス
アルファポリス2026/04/21
  • 現在の作品『剃られた王冠 ――坊主頭に捧げた最強の時間――