あらすじ
蛮族の戦士として生まれたアッシュは、前世で――すべてを奪い、すべてを失った。
辺境伯令嬢エレオノーラを攫い、部族も仲間も滅びへ導いた果てに迎えた破滅。
その記憶を持ったまま、彼は再び“あの日”に目を覚ます。
二度目の人生で選んだのは、剣ではなく――言葉だった。
部族を救うため、敵であるはずの辺境伯領へ単身乗り込み、交渉を開始。
さらに彼が得た力は、水を清めるだけの“役に立たない魔法”。
だがその力と前世の知識は、やがて帝国を揺るがす陰謀へと繋がっていく。
・交易路を歪める商人ギルド
・水源に仕込まれた疫病
・魔銀利権を巡る帝国上層の暗闘
戦う力を持たない男は、
後悔と知恵だけを武器に、世界を変えられるのか。
そして――かつて奪った少女と、今度こそ隣に立てるのか。
これは、
「奪うことでしか生きられなかった男」が、
“奪わずに守る”ためにやり直す物語。