あらすじ
ごく普通の高校生だった僕は、ある日突然、異世界へ召喚された。
与えられた役目は、世界を救う“勇者”。
だが、そこで僕を待っていた現実はあまりにも残酷だった。
人々に恐れられ、魔族を統べる“魔王”の正体――それは、元の世界で一番仲の良かった友達だったのだ。
勇者となった僕と、魔王となった親友。
世界は僕たちに敵として戦うことを望み、誰もが「勇者は魔王を倒すもの」だと信じて疑わない。
それでも僕は、あいつに剣を向けるなんてできなかった。
なぜ親友は魔王になったのか。
なぜ僕たちは異世界で敵同士にされたのか。
その裏に隠された世界の真実を知ったとき、僕たちの運命は大きく動き出す。
これは、勇者と魔王という役割を背負わされた二人が、
世界に翻弄されながらも友情を捨てず、運命そのものに抗っていく異世界ファンタジー。