あらすじ
本編からスピンオフのショートストーリー集です。
空いた時間に、ちょっと笑いたいときに、元気が欲しい時にクスリと元気になる話を書いていきます。
【あらすじ】
男三人旅の道中。
平穏な旅路を望む同行者の願いも虚しく、その男の「閃き」が炸裂した。
「見ろ。これこそが旅の概念を根底から覆す、究極の移動支援デバイスだ」
自信満々に披露されたのは、見た目だけは立派だが、用途の全く分からない「天才の発明品」。
止せばいいのに起動してしまったが最後、三人の周囲では物理法則が迷子になり、行く先々で奇妙な現象が巻き起こる。
重力が数分おきに反転する森
触れた者の「本音」を大声で喋り出す馬車
なぜか特定の人物を執拗に追い回す全自動追跡ジャム
「……頼むから、昨日までの平和を返してくれ」
天才の知的好奇心という名の暴力に振り回され、次々と「被害者」になっていく仲間たち。
果たして彼らは、発明品が壊れる(あるいは飽きられる)前に、無事次の村にたどり着けるのか?
本編では見られない、三人のドタバタな日常と、天才ゆえの「無駄な情熱」が引き起こす災難を描くスピンオフ短編。
■登場人物
カイ(唯一の常識人・物理的被害者):
「御託はいいから早く進もうぜ!」というタイプ。パーティで一番の苦労人。大体マリユス無駄発明の被害者。
マリユス( 天才奇人):
カイの「短気な行動」を興味深いサンプルとして観察。「ほう、今のカイの殺意は可視化されると意外と綺麗な色(ノイズ)をしているな」と、火に油を注ぐ分析をする。
アーロン( 天然):
キレているカイの横で、無邪気に追い打ちをかける。マリユスの無自覚ブースト剤(火付け役)
不定期更新(週に2話~3話予定)