あらすじ
初老の三浦幸子は、一人娘の美砂子と孫の美空の反対を押し切って、東京から鎌倉の海が見える丘の上の古い一軒家で不便ながらも自由気ままな一人暮らしを楽しんでいた。
ある日、幸子の自宅に差出人に覚えがない一通のエアメールが届く。中には見知ぬ少女達が写った古いモノクロ写真が入っていた。そして、添えられた手紙にはその少女の中の一人が戦後、京都で暮らしていたと書いてあった。京都は、幸子にとって家族にも秘密にして来た壮絶な過去のある土地でもあった。数十年ぶりに、京都に行く事を決心した幸子。そして、幸子は、その京都で自分のルーツを巡ることになる。