あらすじ
「世界を支配するのは、この我だ。……ところで人間よ、この『じゅうでん』が切れた板はどうすれば直るのだ?」
かつて世界を漆黒の絶望で染め上げた魔王ザルヴァス。
勇者の聖剣により千年の封印に処された彼が目覚めた場所は、魔力も魔法も消え失せた、鉄と硝子の摩天楼——2026年の新宿だった。
かつての威厳はどこへやら。
角は折れ、魔力は底を突き、胃袋は空っぽ。
再会した四天王の暗黒騎士は、黄色いベストを着て工事現場の交通整理で日銭を稼ぐ有様。
しかし、ザルヴァスはこの世界に漂う、かつての魔族とは異なる**「異質な邪悪」の気配を察知する。
この街を蝕む闇を暴くため、そして何より「今日の家賃と食費」**を稼ぐため、魔王たちは新宿の片隅で便利屋を開業する。
「万事屋・マオウ、本日開店だ。……おいアイゼン、まずはこの『スマホ』という魔法具の使い方を教えろ」
魔法を封じられた元最強魔王一行が、現代社会という名の最強ダンジョンに挑む、世直し(?)ファンタジーコメディ!