あらすじ
「もし明日、世界から自分たち以外がいなくなったら?」
そんな妄想を全力で楽しむ部活、通称『廃墟部(正式名称:現代生活再評価活動部)』。
主人公の女子高生、灯(あかり)は、極度の人混み嫌い。彼女が入部したのは、誰もいない廃校の屋上や、放課後の無人のショッピングモールを「終末の遺跡」に見立てて、最高に贅沢な時間を過ごすという変な部活だった。
サバイバル知識が豊富すぎて浮いている部長のスズ、実家が老舗の缶詰メーカーでお嬢様のメイ、そしてカメラ越しにしか世界を見ない無口なリノ。
彼女たちは実際に世界を救うわけでも、危険な廃墟に行くわけでもない。ただ、日常の隙間にある「静寂」をサバイバル技術(と美味しい備蓄食料)で楽しむだけ。
「世界が終わるなら、まずは美味しいコーヒーを淹れよう」
――これは、騒がしい現代を静かに生き抜くための、逆説的な癒やし系物語。