あらすじ
気が付けば――俺は、知らない世界に立っていた。
手にしたのは《魔操術》“リキッドドール”と呼ばれる存在と繋がる力。
雷。焱。…そして光――。
それは確かに強大な力だった。
だが、その力は“万能”ではない。
使えば反動がある。
未熟なまま踏み込めば、命すら削る。
そして何より――その力は、俺自身のものではない。
契約によって繋がる、意志と想い。
――彼女たちと共に戦う中で、俺は知っていく。
力とは何か。
契約とは何か。
そして――“選ばれる”とは、どういうことなのか。
坑道の奥で見つけた祠。
刻まれていた、誰かの後悔。
そこにあった名前。
……。
過去と現在が、静かに繋がり始める。
これは――
未熟な力を手にした一人の男が、
“選ばれる側”から“選び取る側”へと変わっていく物語。