あらすじ
すべてを失った夜、化物は“心”を知った。
黒い鎧の化物として生まれたデュランは、
主ディアナルベルと、人の言葉を話す動物たちに囲まれ、
小さな城で穏やかな日々を送っていた。
そこは、化物である自分が初めて“家族”を知った場所。
しかし、人間の掲げる“正義”がそのすべてを踏み躙る。
箱庭は一夜にして崩れ去り、
主は消え、仲間は倒れ、残されたのは“喪失”だけだった。
最後に託された想い。
初めて知った涙。
そして、化物は剣を取る。
これは、心を得た化物が、残酷な世界に抗う物語。
失われた箱庭を胸に、
デュランは復讐と再生の旅へ歩き出す――。