あらすじ
どこからか金木犀の香りがした──。
シェアハウスで暮らす新澤 稜吾(にいざわ りょうご)と岬 犀香(みさき せいか)。
同時期に入居した同い年の2人は、互いに“戦友”とも呼べる、特別な存在。
一緒にゲームをしたり、何気ない話をしたり。
そんな変わらない日常が続くと、信じていた。
「彼氏と一緒に暮らそうかなって」
その一言で、すべてが終わった。
何も言えないまま、
彼女は俺の前からいなくなる。
あの香りみたいに、
確かにそこにあったものが、静かに消えていく──。
これは、ただすれ違ってしまったしまっただけの、
どこにでもある恋の終わり。