あらすじ
前世の記憶を思い出したリディアは、自分が“愛されるヒロイン”であると知る。失敗続きでも、引っ込み思案でも、やがて高位貴族に見初められ幸せになる——その運命を信じた彼女は、努力することも、自分から動くこともやめてしまう。ただ待っていればいいのだから。
一方、下位貴族の令嬢ミレイユは、自らの未来を切り開くため、礼儀や知識を必死に身につけ、社交の場でも積極的に人と関わろうとしていた。
同じ社交界に立ちながら、対照的な生き方を選ぶ二人。そしてリディアの前に現れる、幼い頃に出会った“運命の相手”であるはずの公爵令息。
——運命は本当に、待っていれば訪れるのか。