あらすじ
西暦二〇〇〇年(ミレニアム)――世界各地で、赤い雨が降った。
のちに弋雨(よくう)と呼ばれるそれは、多くの生物の体組成を変異させ、弋雨獣(よくうじゅう)と呼ばれる異形へと変貌させた。
人類はこの「天敵」に対し、その生存域を大きく後退させる。
明確な対抗手段が出来上がる頃には人類の総人口は、十分の一にまで減少。
生き残りは雨と獣をしのげる防雨壕都市「イグルー」を建造。
そこに穴熊を決め込むことで、どうにか絶滅を免れていた。
――そんな時代。
日本弋雨対策局では、意図的に弋雨因子を人体投与し、それを一定の浸蝕率で制御する技術を考案、実用化。
「ヨクイガミ」と呼ばれる、対弋雨強化人間を作り出し、彼らによる特殊部隊を発足した。
西暦二〇七六年。
日本弋雨対策局・三河支局。
新人ヨクイガミである青年・樋渡シグレは、己の教育係である女性ヨクイガミ・神代ヒサメと初陣に挑む。
かたくなに他人を寄せ付けようとしないヒサメと、そんな彼女の寂しげな瞳を放っておけないシグレ。
シグレはいくつかの死線を越えていく中で、周囲から「死神」と揶揄されるヒサメの凄絶な過去を知る。
そしてシグレ自身にも、ヨクイガミとして戦う理由があった――。
※ゴッドイーター、デス・ストランディング2、ブラック・ブレットなどの影響を色濃く受けています。
そういったお話が好きな方に刺さればこれ幸い。
以前、別名義で小説家になろうで連載していた「滅葬のブラッドアームズ(集英社ライトノベル新人賞にて一次通過した作品として、今も記述がヒットすると思います)」を、今の私の手でリメイクしようという魂胆です。
当時は四巻分まで完結させ、第五巻部分の、オーストラリアを舞台にした「レヴナントの唄」でエタったのを今でも覚えています。