あらすじ
─────時は現代。
長い歴史の中で人と鬼が共存してきたこの日本で、ある時から異変が起こっていた。
それは、人間たちの身体が極限まで弱り
鬼たちが暴走し人に危害を加えるという、奇妙なものである。
異変によって国の文化は大正で止まり、人と鬼が対立を始め、現代に至るまで問題の解決を出来ずにいた。
しかしそんな状況をどうにかしようと、
五十年ほど前に立ち上げられた組織があった。
名を《麒麟》。平和を冠する瑞獣の名である。
《麒麟》は鬼と人が入り混じり、しかしいずれもこの国の平和を願い戦いに臨む者の集まり。
そして此度の戦いで、人と鬼とが二人一組となり戦うようにと、総督が命令を下す。
これはそんな──────
《麒麟》に属する者たちの熾烈な活奇譚である。