あらすじ
「……前世はミジンコね」
学園のトップモデルにして銀髪の高嶺の花・白城玲奈。
なぜかただのレトロゲーム愛好家である俺・相沢湊にだけ、彼女は異常なまでの毒舌と冷たい態度を浴びせてくる。
さらに「あんたにお似合いの女よ」と、毎日のように別の美少女を俺に紹介してくる始末。
だが、俺は知らなかった。
彼女が俺を突き放し、別の女の子とくっつけようとするその悪役みたいな行動の裏に、ある「残酷な理由」が隠されていたことを。
「……せっかく、また会えたのに」
それは、彼女のパリへの旅立ちという、最初から確定している絶対の別れ。
残されたわずかな時間で俺を傷つけないため、彼女は必死に嫌われ役を演じていたのだ。
――しかし、俺はミジンコかもしれないが、諦めの悪いクリエイターだ。
「お前が俺のヒロインを降りるって言うなら、俺が運命(システム)ごと書き換えてやる」
これは、終わりが確定した悲しい恋の記録……だったはずの物語。
数年後の極秘同棲、全世界を巻き込んだ公開プロポーズ、果ては「遺伝子レベルでツンデレな娘」に振り回される最高のパパになるまでの、世界で一番理不尽で幸せな愛の軌跡。