あらすじ
主人公・舞はある日、“妖精”が見えるようになってしまう。
光や風、小さな命のように自由気ままな妖精たちは、気づけば舞の家に住み着き、日常は一気にカオスな共同生活へと変わっていく。
最初は戸惑いながらも、妖精たちと心を通わせていく舞。
しかしその裏では、“未定形”と呼ばれる存在が世界を侵食し、妖精たちが消えていく異変が起きていた。
そんな中、舞の前に現れるもう一人の妖精使い・蓮。
妖精を“共に生きる存在”とする舞とは対照的に、蓮は妖精を“制御し管理する力”として扱う。
相反する価値観を持つ二人は衝突しながらも、やがて共闘し、
妖精界へと足を踏み入れることになる。
崩壊寸前の妖精界。
消えかける命。
そして、力だけでは救えない現実。
舞の“共存”、蓮の“制御”、
そして見えないまま関わることを選んだ結衣の“支え”。
三つの答えが重なったとき、
世界は少しだけ救われる。
——これは、
見えない存在と共に生きることを選んだ少女たちの、
優しくて、少しだけ不完全な“共存の物語”。