あらすじ
貴方に憧れて冒険者になった。
遠い昔に救った少女のことを、貴方は覚えていないかもしれない。
貴方のようになれるかはわからない。
それでも、手を伸ばしたいと思った。
華麗に戦うことなんてなくて、世界を股にかけもせず、人々を救うこともありはしなかった。
それでも確かに、私は冒険をした。多分、貴方がいつかしたのと同じ冒険を。
届かないこともあった。取りこぼしたことも。傷は報われず、待っても誰も来なかった。
これから貴方にするのはそういう話だ。
貴方のようになりたくてあがいた、何もかもが輝いて、泥臭くて、辛くて、愛おしい、いくつかの冒険の話。