あらすじ

魔族領との境界にある“ありえない村”に辿り着いた勇者ユリウス。 そこに住むのは──魔王討伐を途中で諦め、国に戻らず逃げた 元勇者たち だった。 「理由は、魔族領に入れば分かる」 村長エルドに導かれ、ユリウスは魔族の村を目にする。 そこにいたのは、姿こそ違えど 人間と同じように暮らす家族たち。 怯える魔族の子供を見た瞬間、ユリウスは剣を握れなくなった。 しかし仲間のヴァイス、ノエル、ルカは無言で魔族を殺し始める。 彼らは王が勇者につけた 監視役 であり、 家族を人質に取られた“被害者”でもあった。 「頼む……魔王を倒してくれ。 倒さなければ、俺たちの家族が殺される……!」 真実を知ったユリウスは、魔王討伐を拒否し、王国へ戻る。 だが国王は彼を 反逆者 として捕らえ、処刑を宣告。 唯一ユリウスを信じた兵士の助けで脱走するが── 帰り着いた故郷の村は、すでに“処分”されていた。 家族も、村人も、皆殺し。 遺体は放置され、風に晒されている。 全てを失ったユリウスは、静かに剣を拾い上げる。 「……終わらせる。 この国の、この嘘を……」 勇者制度の矛盾に気づいた青年が、 真実のために国へと歩み出す物語。

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小説を読もう2026/04/20
  • 現在の作品魔王討伐の裏側──勇者制度の闇に気づいた青年の末路