あらすじ
「利用規約を最後まで読まずに『同意』したことはありますか?」
大学生のアキは、親友のカイトに誘われ、
最近話題の『深夜の廃工場見学』 へと向かう。
軽い気持ちでスマホの同意ボタンをタップし、足を踏み入れた暗闇の工場。
だが、午前0時――チャイムの音と共に、すべてが「再起動」した。
「これより、皆様の『人間としての登録』を解除し、新しいパーツとしての
再構築を開始いたします」
静まり返っていた工場内で、一斉に鳴り響く異様な駆動音。
背後で閉ざされた扉の先には、血と肉片にまみれた『圧縮装置』を掲げ、
顔の裂けたパンダが立っていた。
さらに、闇の奥から這い出してくる、
かつて遊園地で子供たちを笑わせていた無数のアニマトロニクスたち。
それらは今や、
新鮮な「パーツ」を求めて彷徨う殺戮機械に成り果てていた。
逃げ場のない密室。
狂ったガイド。
そして、自分の鼓動と同じリズムで工場内に鳴り響く、不吉な心臓の音。
「――逃げるぞ! 『予備パーツ』にされたくなければな!」
再構築される絶望から、アキたちは生きて脱出できるのか。