あらすじ

三年前にデビューして、二冊出して、三冊目が書けない。 一行も書けない。 ある冬、図書館で俺の本を読んでいる人に、声をかけた。 その週、彼女は同じ席にいた。次の週も。 「うちに来る?」 君は頷いた。 来た日から、君は何も言わない。 喋れるのに、喋らない。 理由は聞かなかった。聞いた瞬間に、君がいなくなる気がした。 君が来てから、俺は書けるようになった。 文芸短編読切。静かに、書ける話と、書けなくなる話を、同じ一本の線で。

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カクヨム
カクヨム2026/04/20
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