あらすじ

高校2年生の篠宮 灯(しのみや ともり)は、教室では"空気"のような女の子。人と話すのが苦手で、昼休みはいつも屋上の給水塔の陰で過ごしている。 ある夜、亡き祖父の遺品を整理していた灯は、古びた箱の中から奇妙な機械を見つける。真空管の灯る、無線機。電源を入れると、スピーカーから、ノイズに混じって少女の声が聞こえた。 『――CQ、CQ、こちらJA1ZZZ/STARGAZER。誰か、聞こえますか?』 震える指でマイクを握り、灯は初めて自分の声を電波に乗せる。名前も顔も知らない"ステラ"と名乗る少女との、深夜2時だけの秘密の交信が始まった。 やがて灯は廃部寸前の「無線研究部」に迷い込み、型破りな先輩・美鈴、ガチ勢の後輩・真白、元気娘・ひなたと出会う。電波の向こうの"ステラ"は、実は驚くほど近くに――? 『73(セブンティースリー)』――それは無線用語で「さようなら、良い一日を」。 でも私たちは、まだ、さよならしたくない。

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小説を読もう2026/04/20
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