あらすじ
高校1年生の七瀬かほは、極度の人見知りで、趣味は「古いラジオから流れるノイズを聴くこと」。目立たず平穏な高校生活を送るはずが、ひょんなことから廃部寸前の「電子工作部」に足を踏み入れる。そこにいたのは、はんだごてを武器のように振るう部長の古河りおんだった。
「スマホの音楽、もっと『いい音』で聴きたくない?」
りおんが差し出したのは、オレンジ色に怪しく光るガラスの筒――「真空管」を使った自作アンプ。
0と1のデジタルな世界で、あえてアナログな「温かさ」を求める女子高生たちの、ゆるくて熱い、ハンダ付けの青春が始まる。