あらすじ
毒殺されたはずの第三皇女リシェルは、実は死んでいなかった。
第三皇女付き護衛隊長だったカイルは、彼女を守れなかった罪を着せられ、北方の砦へ追放される。だがそこで再会したリシェルは、穏やかな見た目とは正反対の策士だった。
第一皇子と第二皇子が第三皇女の死を信じて帝国を二つに割る争いを始める中、リシェルは皇帝が遺した後ろ盾である南方辺境伯のもとで反撃の準備を進めていた。民意を集め、兄たちの悪政を暴き、建国記念祭の日に帝都へ戻る――そのすべては帝国を奪い返すための布石だった。
これは、死んだことにされた第三皇女と、彼女の剣であり続けると誓った護衛隊長が、腐った帝国を取り戻すまでの物語。