あらすじ
戦国時代、敵将の首を討ち取り「首級」を上げることで名声を得ていた最強の武士。
彼はある日、現代、令和の新宿に転生してしまう。
現代人がスマホで「いいね」やフォロワー数を競い合う様子を見た彼は、それを戦国の「首取り」と同じ文化だと誤解。
「いいね=首」と信じ込み、SNSで評価(=首)を稼ぐため、現代流の“戦”に身を投じる。
しかし彼のやり方はあまりに物騒かつ迷惑で、スマホ破壊・配信妨害・騒動連発。
一時はバズってフォロワーを増やすものの、炎上・通報・規約違反によってアカウントは即BAN。
さらに迷惑系配信者と組んだ結果、配信もチャンネルも崩壊し、ついには警察に逮捕される。
取り調べの中で、フォロワーたちは味方ではなく、ただの見世物として自分を消費していただけだと知り、武士としての価値観が完全に崩壊。
絶望の末、カニカマで切腹しようとするも当然失敗し、すべてを失う。
釈放後、孤独の中で途方に暮れる彼だったが、偶然出会った「木に取り残された子猫」を救う。
その行為に対し、老婆がスマホではなく“生身の親指”で「いいね」を示す。
その瞬間、彼は悟る。
本当に価値のある「評価」とは、数字ではなく、目の前の誰かの心からの感謝であると。
こうして彼は“真のいいね”を理解し歓喜するが、あまりにテンションが高すぎて再び通報され、二度目の連行へ――。