あらすじ
戦乱の絶えないロディニア大陸。
死体を漁って生きてきたエルフの孤児フィーネは、ある日、襲われて致命傷を負う。
薄れゆく意識の中、魔導書の紙片に封じられていた闇の精霊と契約を交わす。
代償は二つ。
一生魔法が使えなくなる。定期的に精霊へ人の死を捧げ続けないと体を乗っ取られる。
手始めに自分を襲ってきた者たちへ復讐し、その命と財産を奪い取ると、罪に問われずに人を殺す手段として戦場へ立つことを決意するフィーネ。
主君を失った老騎士を雇い入れ、傭兵団を旗揚げする。
頼れるのは金と、暴力と、己の知恵。そして物理的な攻撃を受けないが物を持つことすらできない非力な精霊だけ。
待ち受けるのは、剣と魔法、大砲の煙が入り乱れる新しき時代。
最底辺の死体漁りから始まり、やがて王位を簒奪するに至る、一人のエルフの血と泥にまみれた苛烈な一代記。
・この作品は、カクヨム、ハーメルンにも投稿しています。