あらすじ
――ボクには、心の距離を測る『モノサシ』が見える――
高校生になった頃、ボクは人と人との間の心の距離を測る『モノサシ』が見えるようになった。
互いの、心の距離が遠いほど長く、近いほど短く見える。
それはそれで便利だし、人付き合いには便利だ。
けれどボクのほうから『モノサシ』を繋げるのは、相手の心に踏み入るようで、どうにも気が引けた。
……だからこれは、本当に、勇気が要ることだった。
見えるようになってからは初めて、ボクは彼女と『モノサシ』を繋げようとした。
誰とも『モノサシ』を繋げようとしないクラスメイト――望月 夕奈(もちづき ゆうな)さんと。
※この作品は「カクヨム」様にも公開しています。