あらすじ
最弱の魔族が、ある日突然「魔王」に選ばれた。
だがその瞬間から仲間に見捨てられ、人間の村へと放り出される。
そこにいたのは、魔族の天敵である“勇者”。
正体が知られれば即死。
魔王は人間として生きる覚悟を決め、勇者のいる村で静かに息を潜めることになる。
「大丈夫。ずっと守るから」
その言葉は救いのはずだった。
だが同時に、それは逃げ道を奪う鎖でもあった。
やがて始まる“魔王討伐の旅”。
皮肉にも魔王は勇者と共に魔界へ向かうことになる。
――逃げることも、裏切ることもできない。
これは、勇者に守られながら、勇者から逃げられない魔王の物語。