あらすじ
北海道の夜。
仕事帰りの月白ふゆが、机の上のメモへ向かって何気なくこぼした一言をきっかけに、「悪役令嬢になったのは……」シリーズのヒロインたちが、作品名ごと作者の部屋へ呼び出されてしまう。
グレイシア、カティア、マリアベルデ、絢音、リシェル、セレスティア、エルゼリア、セラフィーナ、エルミナ。
初対面の九人は、自己紹介をしたかと思えば作者へ苦情を言い始め、気づけば飲み会へ突入。
意気投合したり、刺し合ったり、妙に通じ合ったりしながら、それぞれが抱えてきたものと、「悪役令嬢」というひとくくりでは済まない傷を少しずつ浮かび上がらせていく。
これは、断罪された彼女たちが作者を囲む、少し騒がしくて、少し意地が悪くて、それでもどこか愛しい一夜の話。
シリーズのメタ寄り番外編です。
既読の方の方がよりお楽しみいただけます。