あらすじ

時代は令和。未曾有の感染症の流行により、政府が外出制限を発令するとともに、皆が一年を通してマスクを着用する『ニューノーマル』な社会情勢が常態化していた。  バイオマスエネルギー発電所に勤務する父と、食品ロスには殊更に厳しい母をもつ三上 洋介は、恋人である笹山 加奈の実家が経営するレストラン『SEA SHINE』が、外出制限の影響を受けて苦境に立たされていることを知る。客足が途絶えたレストランでは、料理にするはずだった食材の保管期限切れによる廃棄も深刻な問題であった。  大学の海洋水産学科に通う洋介は、羽村教授の『エコフィード』の講義に感銘を受け、海洋生産学研究室への所属を決意する。キャベツを『アイゴ』という魚や『ガンガゼ』というウニに給与して、食用にするための研究をしている新田 明日香の下で勉強を重ねる洋介は、レストランの廃棄野菜を飼料として使用することを提案した。  洋介の働きかけにより、SEA SHINEでは廃棄野菜を海洋生産学研究室に提供、野菜で育てた海産物をレストランの食材として使用する『地球にやさしいレストラン』のビジネスモデル構築を開始する。その取組の中では、レストランで出た調理済みの食品廃棄物をバイオマスエネルギー発電所へ提供して電力に変えるなど、種々の『地球にやさしい』を実践して、SNSを通してその内容を発信することとなった。  感染症予防対策を徹底するレストラン『ニューノーマルなSEA SHINE』の『地球にやさしい』取組は話題を呼び、客足も以前に引けを取らぬほどに回復した。そこで、SEA SHINEは皆への感謝の気持ちの証として、人々が笑顔になれるような『人にやさしい』取組も同時に開始する。それは、海底火山噴火の憂き目に遭っているトンガ王国……以前、東日本大震災が発生した際に、日本に寄付をしてくれた温かな王国への支援であった。

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エブリスタ
エブリスタ2026/04/19
  • 現在の作品ニューノーマルなSEA SHINE