あらすじ
古い写真を胸に、
時を遡ることができるチケットを持って、僕は過去へと旅をする。
愛してくれた人と未来を別ちあったあの日まで、
現実《うつつ》発、あの頃行きの思い出列車ノスタルジア、
車窓を流れるのは、僕が知らない別れた後の元カノの人生だった。
苦労、孤独、束縛、そして早すぎる死、
長年連れ添った妻が家を出て行った。
心機一転、引越を決意した圭悟は、その片付けの最中に捨てることができなかった元カノの写真を見つけてしまう。
高校時代に想いを寄せてくれた彼女を、圭悟は打ちのめすほどに傷つけてしまった。どんなに幸せを感じても、どんなに時を重ねても消えない後悔。
そんな時、友人から不思議な能力を持つ占い師の存在を耳にして会いに行くことに。
占い師は、彼女の早過ぎる死と運の無さを見事に言い当てた。
元カノへの後悔を正直に口にすると、占い師は時を遡るチケットを圭悟にくれた。そのチケットと写真を持って列車に乗ると、写真を撮ったその日から人生をやり直せるという。
ところが、圭悟が戻った時代は、既に彼女と別れた後だった、
恋のライバルは彼女の幼馴染……
前半は物語に色を添える回想シーンが多く、少しばかり退屈かもしれませんが、後半は一気に物語が動き出します。
幸せを掴んだかに思えた二人に降りかかる、逃れられない運命、
切ないラストをお見逃しなく。
本作品は「38年前に別れた君に伝えたいこと」のアナザーストーリー的な位置付けになります。圭悟と美幸が登場しますが、作品としては関連性はなく別物となっています。
後半に過激な性描写があります、初体験の頃を思い出して頂ければ作者としては満足しますが、苦手な方は読み飛ばしていただいて結構です。
少し長いお話で文字数は約19万文字程度、若干前後します。
年内には完結する予定です。