あらすじ
ある山奥の小さな村に鬼の子が生まれました。
頭につののある子供が生まれたのです。女の子でした。
お父さんとお母さんはとってもびっくりしました。
そして、もしこの子につのがあることが村のみんなに知られてしまったら、きっとこの子は『生まれてこなかったことにされてしまうだろう』と思いました。
頭につのがある子。
つまり『鬼の子』です。
お父さんとお母さんはとても悩みました。そして、この子のことを秘密にして、家の中でこっそりと育てることにしたのです。
お父さんとお母さんは『この子のことを本当に心から愛していました』。
だから『生まれてこなかったことにすることなんてできなかったのです』。
たとえそれが『村のおきて』をやぶることになるとしても。
この子を守ろうって、そう思ったのです。
頭につのがある女の子はすくすくと元気に育ちました。