あらすじ
とある五つの国のある大陸で。
長い戦終結の後、間諜が暗躍する時代を迎えていた。
斎華帝国随一の間諜・蒼翔は、隣国の女王国・鳳羅国へやってくる。
目的は、女王の園――内廷と呼ばれる後宮へ潜入し、戦回避の工作をすること。
完璧な偽装工作で首尾よく京師・梧桐に入った蒼翔だが、路地裏でゴロツキに絡まれていた少女をうっかり助けてしまう。
「気に入った。護衛になれ」
なぜか命令口調の少女とその侍女らしき美女を巻き、なんとか女王城内廷にたどり着いた蒼翔。
祖国の後宮とはまったく違う『女王の園』内廷に戸惑いつつ、唯一の同僚・袁劉獅にコキ使われつつ、潜入任務を開始するが…?
これは、凄腕だがうっかりな間諜と女王、そして女王の近衛長官を中心に繰り広げられる『女王の園』の日常と、奇妙な潜入任務の記録である。