あらすじ
西の大帝国ディダルの皇太子マシェドは、悪名高い婚約者アマルディアに婚約破棄を突きつけようとした瞬間、母である女帝の魔法によって“鼠”に変えられてしまう。
「自らの過ちに気付くまで戻さない」
そう告げられた彼は、皇城をさまよう中で知る。婚約者に向けられていた悪評の数々が、すべて虚偽であったことを。
冷酷と噂された公女は、弱き者に手を差し伸べる優しい女性だった――。
やがて陰謀により命を狙われるアマルディアを守るため、マシェドは再び人の姿を取り戻す。
これは、誤解から始まるすれ違いを乗り越え、不器用な皇太子が真実の愛と信頼を取り戻す物語。