あらすじ

私がその少女と出会ったのは、私が17歳になったある春の日の事だった。 その少女は使用人の格好をしていて、漆黒の髪に黒い瞳、まるで遠い異国から来たかのように特徴的な顔をしていて、とても可愛らしくてあどけない人間の少女だった。 いつもオドオドと背中を丸め、あちこちキョロキョロと忙しない視線で、どこか自信のない様子。 毛虫やヘビすらも怖がり、人を思いやれるごくありふれた普通の優しい女の子。 しかし少女は驚くべき力を秘めていた。 自然の力を操り多くの魔物を一瞬でなぎ倒し、強敵すらも屠ることができる強大な魔法。 その身一つで腕に自信のある大男をいとも簡単にねじ伏せてしまう圧倒的な力。 そんな少女は一切の過去の記憶を持ち合わせていなかった。 伝説のサポーターである遠い祖先のマテウスのように、頼もしい相棒と面白おかしくも手に汗を握る大冒険に憧れていた私。 そんな私の前に彗星のごとく現れた少女。 少女が身一つで軽々とねじ伏せたかつて大陸にその名を轟かせた傭兵組合の所長。 そんな所長に涼しい顔をしたまま古ぼけた木の杖を突きつける少女。 私はそんな異様な光景に果てしない夢を見た。 私は彼女に幼い頃からの夢を託し、生まれ故郷を発つ決心をした。 それまで良きパートナーに巡り会えなかった理由はきっとこの少女と出会う為だったのかと、全ての合点がいった気分になった。 これは、そんな不思議な魔女っ子とサポーターであるちびっ子の私が織り成す果てしなく壮大な冒険の物語。 (引用 『フレヤの冒険譚』(著:フレヤ) プロローグより) ※ ※ ※ 【連載についてのお知らせ】 本作は「小説家になろう」様でも先行して連載しております。 この度、カクヨムの皆様にも本編をお届けしたく、同時投稿(再掲)を開始いたしました。 既になろう版でご覧いただいている方も、カクヨムならではの表示環境や応援機能で、改めてアメリとフレヤの旅を見守っていただければ幸いです。 なお、本作は「小説家になろう」で完結予定の作品です。 カクヨム版では、毎日5話ずつ、一気に集中連載いたします! 最後まで一気にお届けしますので、ぜひアメリとフレヤの冒険を追いかけてみてください。

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カクヨム2026/04/18
  • 現在の作品不思議な魔女っ子とちびっこサポーターの冒険譚