あらすじ
地震と津波で、ある街と地方企業の日常は一変した。
社長がいなくなり、後継候補だった主人公は、急に「決める側」へ回される。
けれど、判断するだけでは、人も組織も前へ進まない。現場と本社はすれ違い、不満や疲れは少しずつ積み重なっていく。
そんな中、街に深い縁を持つ一人の若い女性が現れる。
彼女は誰かの代わりではなく、曖昧になっていた役割や責任を整理し、残された空席を別の形に変えようとする。
失ったあと、それでも残すべきものは何か。
これは、壊れた街と会社のなかで、「故郷」と呼べる場所の意味を問い直していく物語。