あらすじ

大人しく死ぬか、抵抗して死ぬか。 数多の戦争で戦果を挙げ、契約を果たしてきた傭兵のヴィオに、突如突き付けられた死刑宣告。 だが、彼の口から出たのは、一言だけだった。 『そうか』 死ぬ気はさらさらない、死んでやる理由などない。 その日に部隊を抜け、追手を躱しながら、身を隠す為に、悪しき伝承が残る地へ足を踏み入れた。 怨霊ーーそれが棲まうとされる霊峰で、ヴィオは襲われた。 金と銀の双眸を持つ、伝承でしかない筈の怨霊に。 死闘の果てにヴィオは敗れ、最期を悟った。 だが、目を覚ますと、そこは見知らぬベッドの上だった。 傍らには命を奪い合った女、怨霊がいた。 その正体は、未知なる〈魔法〉を操る大賢者。 彼女は微笑みを浮かべ、こう告げた。 「私の用心棒になりませんか?」 嘗て受けた〈呪い〉を止めたのは、ヴィオが持つ恩寵ーー〈不能〉。 ヴィオがいれば、呪いを消す為の方法を探しにいける。 彼女の願いを聞き、ヴィオも思案する。 追手を躱し続ける事は面倒。 ならばいっそ、別の地へ行くのも悪くない。 利害が一致した二人は契約を結び、近年発見された新大陸へ向かう。 〈魔法文明〉に望みを懸けて。

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小説を読もう2026/04/19
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