あらすじ
現実よりも二次元に生きていた少女・上枝冬美は、ある日突然、見知らぬ男・雅蓮から「俺の妻になって」と告げられる。
困惑する冬美だったが、彼の言葉はただの突飛な告白ではなかった。
蓮は“物語を書き換える力”を持ち、かつて絶望の中で生きてきたアーティストだった。
やがて明らかになる事実——
冬美は、蓮の世界の中で“選ばれた存在”だった。
現実と物語が交差する中、二人は関係を公にするが、待っていたのは世間からの激しい批判と悪意。
それでも冬美は逃げず、「世界を敵に回しても彼の隣に立つ」と誓う。
やがて彼女は、自らの歌声で評価を覆し、敵だった人々すら魅了していく。
時には蓮を超えるほどの人気を得ながらも、二人は“競争”と“愛”の狭間で揺れながら前に進んでいく。
そして迎えた最大の舞台。
“隣にいる理由”を問われ続けた少女は、ついに“並び立つ存在”として輝く。
これは——
選ばれたヒロインの物語ではない。
自ら選び、証明し、共に生きることを決めた二人の物語。
「知らない男のプロポーズ」から始まった関係は、やがて世界を巻き込み、
“二人で在る意味”を描いていく。