あらすじ
なんで自分だけ、うまくできないんだろう」
教室の中で、いつも少しだけ浮いてしまう明日香。
物の位置がずれると落ち着かない。人に触れられるのが苦手。そのせいで「変わってる」と言われ、からかわれ、やがて距離を置かれてしまう。
大人になっても続く生きづらさ。
そんなある日、明日香は「発達特性」という言葉に出会う。
もしかして、自分には理由があるのかもしれない——。
勇気を出して相談機関を訪れた明日香は、自閉スペクトラム症の特性を持っていることを知る。それは「ダメな自分」じゃなくて、「少し違う感じ方をする自分」だった。
過去のつらい記憶と向き合いながら、少しずつ自分の扱い方を知っていく明日香。
これは、「普通になれなかった」少女が、「自分のままで生きる方法」を見つけていく物語。