あらすじ

五年の婚約のあいだ、エティエンヌ様は一度もわたくしと歩幅を合わせてくださらなかった。舞踏会の中央を三歩先に行かれ、階段では置いていかれ、廊下では半歩遠くを歩かれて。婚約破棄の席で、あの方は最後まで速く歩き去った。けれど退席の扉の前で、一人の警護騎士が、わたくしより半歩前で扉を止めていた。

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小説を読もう2026/04/19
  • 現在の作品半歩先に、いつもあの方がいた