あらすじ
本編読後推奨。
王を退いたザルクとイレーネが、再びダンジョンへ潜り始めた後日談です。
王冠を下ろしてもなお、二人は二人らしく剣と魔法を振るい、古層の遺物を拾い、魔物を斬り、温泉で傷を癒やし、それでもなお夜には暴れ足りないままぶつかり合う。やがてその熱の先で、第2王女ルティアが生まれた。
王宮の静けさではなく、風と石と火の匂いの中で育ったルティアは、母の背で浅層を回り、六つにして軽いナイフを持ち、父からは雑な魔物講座を、母からは実戦的な立ち回りを叩き込まれていく。
断罪劇のあと、王を退いた元王夫妻がどんなふうに生き、どんな娘が育ったのか。
その始まりを描く、ザルク&イレーネ中心の後日譚です。