あらすじ
恋をした。
相手は、6枚切りの食パンを持っていた。
それだけだった。
だが、それだけで文明は滅びた。
配送業・田中一郎(27歳)は、駅前のパン屋で白石すずめに一目惚れする。
彼女が持っていたのは、運命の6枚切り。
「4枚切りなら欲望。8枚切りなら気の迷い。6枚切りは結婚だ」
親友・佐藤の謎すぎる助言、
婚姻届を運ぶハト、
地下から現れる元カノ三人衆、
そして空から迫る巨大な“焼かれすぎた食パン隕石”。
恋とは何か。
愛とは何か。
なぜハトはすべてを知っているのか。
これは、世界が壊れそうなくらい
たった一人を好きになる話。
たぶん純愛。
たぶん終末。
たぶんパン。
全人類よ、トーストを焼け。